ペーパーバックをかたわらに
主に、対未来自分に向けて、つらつら書きます。 ぺーバーバック=文庫本という扱いをしてます。 最近は、電子書籍がメインになってます。
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動いているものを見るのは、とても面白いと思いませんか。
小さな頃、隊列を組み、ひたすらに穴とみみずなんかの餌を往復する蟻をずっと見ていたり、
足もないのにもぞもぞ動く幼虫を見つけ、どきっとしたり……。
駐輪場で涼んでいた猫に近づいたら、シャァァァアアと威嚇されたり。
とにかく、何か自分以外のものが動いているのを見るのは新鮮だし、楽しいものです。
話は少し離れますが、自分以外の生き物に、自分を投影させるということは物語の手法としてありますよね。
こないだ読んだ『春の夢』という宮本輝さんの本にはトカゲが出てきます。
釘に打たれたトカゲ。
それでも生きつづけるトカゲに、主人公は最初気味悪さを覚えていました。
餌をあげているうちにトカゲが慣れてくると、拘束され、閉鎖的な場所で生きざるをえないトカゲに自分を見ます。
しかし、それでも生きるその生命力の強さに魅せられていきます。
その意識の変化の描写が、とても巧みなのです。
虫や動物、見た目によって得て不得手もあるでしょうが、人間にとってはどんなに醜悪に見えても、生命という存在がそこにあると感じ取るだけで、なんとなく神秘的な気分になる今日このごろです。
うわ……コバエ……ばしっ!――――と叩く僕の言えたことじゃないですけど(汗)
小さな頃、隊列を組み、ひたすらに穴とみみずなんかの餌を往復する蟻をずっと見ていたり、
足もないのにもぞもぞ動く幼虫を見つけ、どきっとしたり……。
駐輪場で涼んでいた猫に近づいたら、シャァァァアアと威嚇されたり。
とにかく、何か自分以外のものが動いているのを見るのは新鮮だし、楽しいものです。
話は少し離れますが、自分以外の生き物に、自分を投影させるということは物語の手法としてありますよね。
こないだ読んだ『春の夢』という宮本輝さんの本にはトカゲが出てきます。
釘に打たれたトカゲ。
それでも生きつづけるトカゲに、主人公は最初気味悪さを覚えていました。
餌をあげているうちにトカゲが慣れてくると、拘束され、閉鎖的な場所で生きざるをえないトカゲに自分を見ます。
しかし、それでも生きるその生命力の強さに魅せられていきます。
その意識の変化の描写が、とても巧みなのです。
虫や動物、見た目によって得て不得手もあるでしょうが、人間にとってはどんなに醜悪に見えても、生命という存在がそこにあると感じ取るだけで、なんとなく神秘的な気分になる今日このごろです。
うわ……コバエ……ばしっ!――――と叩く僕の言えたことじゃないですけど(汗)
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若武
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事務職員
趣味:
読書。
自己紹介:
猫と本が好き。