ペーパーバックをかたわらに
主に、対未来自分に向けて、つらつら書きます。 ぺーバーバック=文庫本という扱いをしてます。 最近は、電子書籍がメインになってます。
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書店で見つけて手に取った。
「死ぬこと。それが、愛する人のために唯一できることだった」という帯を見て、恋愛ものかなと思い、買わないだろうなとは思いつつ、後ろのあらすじを見た。
ノンフィクションの文字をみつけ、興味を覚えて買った作品。
以下、ネタバレを含みます。
死ぬこと。19歳。
その二つの言葉にひかれたのは、きっと僕が19歳で、そのとき、ふと「死」について考えていたからだと思う。
渡辺日実さん(以下、敬省略)は、父親の浮気、父親の前妻とその子、そして友人の死など様々な問題に悩んだ。
そして、ルーマニアという国に留学していた間に出会った人と付き合い、結局19歳という若さで自殺した。
本の中では、関わった人々それぞれが、「あの時こうしていれば・・・」という思いをもっている。
彼女の死を止めることはできなかったのか、それとも必然だったのか。
そして彼女は本当に「愛」のために死んだのか。
筆者は彼女の死んだ理由を愛のためだと結論ずけている。
確かに、それはなんだか美しい物語に思える。
でも、それだけのために死んだのか?と書かれた手紙や彼女の行動を本を読んで考えた。
自分には日実が疲れて死を選んだようにも考えられた。
親の説得に対する疲れ。日々の暮らしを支えることへの疲れ。
後者の方はないかもしれないが、前者の方は少しはあるのではないだろうか。
FAXが届かなかったせいで、日実の思いは一方通行で終わってしまった。
でも、その考え方は自分の主観であって、「事実」ではない。「事実」については本についても言及されている。
だんだん何を書きたいのかわからなくなってきた・・・・・・。
この本を読んで色々考えた。
過去の出来事があとあとに実は影響を与えていたことに関して、確かに自分にもそういったことはあるのかもしれない・・・とか。
うまく、考えがまとまらないうちに感想を書いたせいで中途半端で投げやりに終わってしまったことが残念だ。
もう一度、読み直して考えをまとめたいと思う。
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