ペーパーバックをかたわらに
主に、対未来自分に向けて、つらつら書きます。 ぺーバーバック=文庫本という扱いをしてます。 最近は、電子書籍がメインになってます。
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自分の存在しなかった世界。
自分ではなく、自分の姉だった人が存在している世界。
大きくは違わないが、微妙に違う、自分のいた環境。
ボトルネックの意味がそこまでせつないとは思わなかった。
でも、誰しも思ってしまうのではないだろうか。
もし、自分が存在していなかったら?
主人公は見てしまった。
主人公――リョウの存在しない世界は全てといっていいほど、事態が好転していた。
それに絶望するのは当然のことだと思う。
リョウのこれからの行動を変えるために、あの世界を見せたのか。
あるいは、リョウの死により、妨げを排除するために見せたのか。
物語りが終わってしまった後のリョウの行動が気になる。
はたして、どちらの選択を選んだのだろう?
雰囲気がどことなく、この本は暗いように思えた。
終わりの暗さはどことなく、「さよなら妖精」や「犬はどこだ」を彷彿させた。
もう取り返しがつかない過去、という点が似ているのかもしれない。
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