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ペーパーバックをかたわらに

主に、対未来自分に向けて、つらつら書きます。 ぺーバーバック=文庫本という扱いをしてます。 最近は、電子書籍がメインになってます。

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今日は、授業のため、学校に行ってまいりました。
木曜日は、なかなか興味深い講義も多く、ユニークな先生ばかりなので、楽しめます。

―――で、帰りに本屋で購入し、読んだのが、

『反対尋問の手法に学ぶ嘘を見破る質問力』 
荘司 雅彦著
㈱日本実業出版 2008

です。
感想……
やばい、面接で落ちる理由わかってしまった。
というところですね。
いや、こないだも受けた企業、一つ落っこちたんですよ。
しかも、面接中に話す内容が、辻褄が合わないと指摘され……。

すみません、話を戻します。

この本は、人が嘘をつくときの心理状況や、嘘を見抜くアドバイスが、法律家としての観点から書かれています。
こうなんだ!という押し付けではなく、確かに人間ってこういう場合が多いよね……という人間共通の心理的な行動に対するシンパシーを感じてしまう本でした。
なるほどね、と思いましたよ。
嘘を見抜く方法として、

最初に質問をし、次にはあまり関係ないことを質問し、最初の質問を蒸し返す。
というのがありました。確かに、推理小説などでは使われていますね。
ただ、僕は自分の面接でされていたのは、これだったのか!と、少々大仰ですが、目に鱗でした。(もっと早く気付けよ……)
こういった手法は、企業の面接でも常套手段のように使われている気がします。
僕としては、この本を参考に、質問者……面接官の意図を探り、上手くかわしていく方法を学べた気がします。
まあ、備えあれば憂いなし、といういたく常識的な結論ですけどね。

ビジネスの世界であれ、日常生活であれ、嘘や勘違いというのは、常に側にあるものです。
なんかいつも言い負かされるな、人の話を鵜呑みにしてしまうな……と思う方にはおすすめです。(僕がわりとそうなので……)
字も大きいし、簡潔な文章なので、さらっと数時間で読めました。

ってか、もう八時っすか。
早いな……。
明日は授業とバイトがあるんで、今日中にもう一冊くらい何か読もうっと。
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なんか無性に読みたくなって、中古ですが買ってみました。

【伝勇伝シリーズ】や【いつ天】の鏡さんのデビュー作であり、賞を獲った作品です。
闘う弁護士――という斬新さと独特の主人公主観で物語に入りやすく面白いです。ぱぱっと読めてしまう軽さはあるけれど、背後にはスケールの大きい話が2巻以降で展開されそうな伏線が張りめぐされてる感たっぷりです。かなり発売されてから、年月経ってますが、そんなに古さは感じませんでした。

ストーリーのあらすじをまとめてみると……
 亡国の王女ミアは国が滅んでからというもの、身をやつし、挙句の果てに強盗を決行。しかし、ミアは強盗現場のカフェの客―武官弁護士エル・ウィンに気をとられる。その間に警報でかけつけてきた司法庁の役人にその場で突如開かれた裁判によってミアは裁かれてしまう。だが、そのとき。エル・ウィンがミアの弁護を始めて……。
エル・ウィンは、竜の弁護や、死神からの依頼と依頼人は人種問わず。
保護観察処分のミアを秘書として、依頼をこなしていくのですがっとまあこんな感じです。

久々にわくわくしながら、ライトノベルを読んだ感があります。
なんとなく、これはライトノベル全体にいえることですが、もったいないなあと思いました。
ライトノベルって、時間が経つとなんとなく価値がやっぱり低くなってしまいます。でも、面白い作品は時間が経ってもやっぱり面白いもので。うーん、それは漫画も同じですが、なんとなくライトノベルの方が相対的に価値が低まるのが早い気がして……。
それに、僕がエル・ウィン読まなかったのって絵が好みじゃなかったからなんですよね。
やはりラノベは絵も大きな要素。
でも、文章と絵ってもともとは別なわけで。
いや、自分好みの文体で自分好みの絵はあるわけですが、マッチングしてないとやっぱり魅力が半減しますよね。
しょうがないこととは言え、なんかもったいないよなあ……とたびたび思うことがあります。
ま、最近は想像力も豊かになってきて、文章だけで自分が思い浮かぶ絵を想像して、絵を無視する読み方もできるようにはなってきましたが。
……あれ、これって普通?
ま、まあいいや。
 
今日は美容院行ってきます。僕は美容院苦手なので、はあ……とため息が出てきますが、背に腹はかえられないので。
うう、めんどいなあ。

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『秋期限定栗きんとん事件 上』
『秋期限定栗きんとん事件 下』
著:米沢 穂信
出版:東京創元社

まだ一回しか読んでないですが、とりあえず感想を……!

《上》は、夏期限定での小鳩君と小佐内さんの決別があったので、二人はすれ違っても会話もしない関係へとなっていました。小鳩君は彼女ができ、小佐内さんにも後輩の彼氏ができます。なんとなく、二人が一緒にいないためか、どこかこれまでのシリーズのような緊張感や皮肉な会話がなく、味気ないかなあ……と思っていたのですが……。

《下》では、その感想が一変というか、してやられたというか。放火事件が終わった後の、二人の会話は圧巻です。上巻で、一番味気ないと感じていたのは小鳩君、小佐内さんたち自身だったのですね。なるほど。見事に踊らされました。少しネタバレになりますが、再び元の鞘におさまった二人は相も変わらず。やはり、二人で一つだよなあ、と。どこかアイロニーを感じる会話がやっぱり好きですね。
 また、今回は小鳩君以外に、小佐内さんの彼氏、瓜野君がでてきますが、これが小鳩君たちが目指していたはずの本当の小市民。小市民シリーズなのに、主役二人は小市民じゃないし、初めて小市民が準主役級で活躍(?)してくれます。(もう登場はしないだろうかと思いますが……)

ミステリーなんで、事件について書かないと感想は抽象的になっちゃいますね。でも、やはり狐は狐。狼は狼。人の本質はそう簡単には変わらないって春期に書いてあったと思いますが、その通りですね……。
 
どこか寂しげに終わった夏期に比べると、にやりと笑って終わる秋期。
さてさて、冬期はどうなるでしょう?
古典部シリーズの誰かさんのように
「わたし、気になります」
と思わず言ってしまいそうになりますね。
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