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ペーパーバックをかたわらに

主に、対未来自分に向けて、つらつら書きます。 ぺーバーバック=文庫本という扱いをしてます。 最近は、電子書籍がメインになってます。

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『ゆれる』 西川美和著 ポプラ社

映画が先に出来て、それが小説になった作品です。
僕は、映画を先に見ていたので、ストーリーは知っていました。
ですが、小説は、登場人物の語りで構成されているので、映画とはまた違った楽しみ方ができます。
僕は、この小説は、映画の中の登場人物の心理を描いた説明書……ではなく、その中の一つにすぎないと捉えました。
映画では、俳優の顔、仕草、情景描写から、口では説明できないほどのたくさんの真理が渦巻いています。
小説の語り、というのは、あくまでも登場人物が自分で考えていることを語ったものです。
つまり、本人にも気付かないことや感情も様々に隠されているわけです。普通の社会なら、それが自然に表情に出てしまったりしまいますよね。
ただし、小説の語りでは、自分が認識している自分しか表せられない。
だからこそ、この本は映画を本にした中の一形態にすぎないと思ったんです。

――感想――
人は、見たいものを見て、自分の信じたい現実を信じてしまう、ということを表している気がしました。
その対象が、小説の中で表現されている『藪の中』という、はっきりわからないものだけに、その傾向は強くなってしまう。
だから曖昧なものを確固たるものと信じ、冷静になってくると実は違ったんじゃないかと疑いすらもってくる。
一つの事実なのに、人の目を介すると、全く別モノの事実となることもある。
そういったことを思わず考えてしまいました。
あまりにも一般論で申し訳ないですが。

あらすじは、ストーリーを知らない方が読んでしまっては、つまらなくなってしまうので伏せさせていただきます。

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アニマックスでほんと、つい最近やってたんで、集めてみました。
有名ですが、一応あらすじもまとめてみました。

話のあらすじ……
公益法人社会福祉公社。
表では、首相府主催の身体障害者支援事業を行なっています。
――――が、その裏では、政府の汚れ仕事を担う諜報機関。
国中から集めた障害者の身体を機械化(義体)し、戦いの知識を催眠学習させ、戦いの道具として働かせます。
その義体の被験者として集められるのが、歳若い少女たち。
というのも、汚れ仕事に似つかないため、カモフラージュと同時に油断させられるためなんですね。
少女たちは皆、程度の差はありますが、薬による「条件づけ」と呼ばれる洗脳を施され、担当官と任をこなします。
その薬によって、脳にはダメージが与えられ、寿命(脳死による)が短いのです。

限られた時間を生きる少女たちの姿も印象的ですが、同様に洗脳による感情が本物なのかどうかはわかりませんが、不確かな感情と共に生きる少女たちが刹那的に描かれています。
担当官と義体の少女たちの関係は、それぞれに事情や感情があって、物語を深くしてます。
アニメでは、煙草の描写がないんですが、漫画ではキャラクターが煙草を吸っていて、その絵がなかなかに格好良かったりします。

…………話変わりまして……
ちなみに今気になっているゲームは
『アークライズ ファンタジア』

キャラデザ:エウレカの方。
音楽:ゼノサーガ(Ⅰ)の方。
シナリオ:テイルズオブアビスの方。

名前、調べてなくてすみません。
とにかく、豪華です。
ゼノサーガの音楽が好きだったので、私的にとても楽しみです。
エウレカも好きだし。
お金溜めるために、バイト頑張っていますが、このゲームはおそらく買ってしまうと思います。
アマゾンなら、ちょっとOFFになりますしね。
マーベラスには一度、バグで痛い目にあったことがありますが、おそらく大丈夫……でしょう。
ルンファクFも大丈夫でしたし。
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『メシアの処方箋』
機本伸司著 
ハルキ文庫

読破致しました。

話の舞台は、近未来。
ヒマラヤにある氷河湖が決壊し、現れたのは一つの舟。
その舟の中からは、五千年前のものと思われる木簡がたくさん出てきて……これは方舟ではないかと大騒ぎになる中、焦点となったのは、木簡に描かれた蓮華模様だった。
と、まぁ、歴史ものかと思われますが、実はその蓮華模様が、科学に絡んでくるんです。
絡むというか、話の主体は遺伝子系統の内容です。
あまり内容の詳細には言及しませんが、専門的用語も少し出ます。しかし、話が気になるので、すらすら読めます。
この辺で好き嫌いは別れそうですが、僕は好きです。

この本やクラスターエッジを見て、思ったのですが、最近『神様』を題材にする作品多いですね。いや、どんな作品であれ、何かしら神様について語るものは多いです。
シンクレティズムの激しい日本では、宗教ってもはやイベントのためのツールになっているような気さえしてきます。
ですが、それとは別に、自分の中に、宗教とも絡まない、超越した存在<神>というものをおぼろげに認識することもありますよね。
困ったときや、何かにすがりたいときに、「うう……神様!」って。
だからこそ、人は神について語りたくなる……のかな?
よくわかりません。いい加減ですね。

最近は、本を(なるべく)買わず、まだ読まずにとってあった(忘れていた)本や、図書館の本を読んでいます。
これから、どんどんばらばらなジャンルの本のレビューをしていこうと……思っています。
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